ベジタリアン

ベジタリアンに対して率直に。

個人的には「贅沢だ」という印象がある。
食べられるものを少なくしてるのに贅沢とはこれいかに・・・というご意見もあろうが、さにあらず。

これが例えば食料の非常に少ない時代・地域だったらどうだろう。
雑草でも食うし、野鼠でも食う。木の枝だってしゃぶるだろうし、昆虫だって喜んで食うだろう。
命の危険があるとき、選り好みなどしないのが当然だ。

幸い人間は雑食動物。動植物問わずに食べられる。この幸せを放棄して、食べ物を選り好みして、果ては他人の食事にまで口を出す。
これは食料の溢れた現代、一定以上の文明社会に住んでいるからこそ出来る「贅沢」だろう。
個人的に言えば、「ウニは北海道産しか食べられないよ〜(笑)」と言っているのと大差無い。

繰り返しになるかもしれないが想像してほしい。
現代だとしても、食糧難の地域にいる人々が(体質的理由は別にして)「肉だから食べません」などという「ベジタリアン思想」を持つだろうか？
確認した事は無いが、持たないのは確実だろう。選り好みしていたら死ぬからだ。

「ベジタリアン」とは飽食の時代の奇形児。
贅沢病の極まった、究極のわがままという印象を持つ。

とはいえ、個人の趣味嗜好だ。
他人に迷惑をかけない限りはご自由に。
贅沢できる環境に感謝しつつ、好きなものだけを食べればいいとも思う。

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